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【No.482号】 【発行日】2005/2/5 [3-3]

 レベル、サービスの低下を憂慮



●桜台 N



【記事】
まず、「賛成」の投書の延長保育実施園の状況がそのまま練馬区には当てはまらない事。現在延長を行っているのは全国平均を上回った46%です。確かにニーズの高さはありますが、それは『質』と引換にできるものではなく、公立のままでも可能です。さて、『質』の方ですが、これは子ども達が長い時間を過ごすことが前提の保育園では、なんとしても一定のレベルを保たなければならない肝心な部分です。今、区が提示しているプロポーザル基準は、園長が経験10年、主任が5年、経験1年以上が3分の1居ればよいとされていますが、0才児から生活する園において、経験値は大切な要素です。1才児から6才児までをひとサイクルとして、2サイクル経験しなければ一人前の保育士にはなれないとも言われています。また、経費削減目的の委託計画ですが、園の予算の70〜80%が人件費です。現在、年々押さえられた経費の元、先生方の創意工夫で子ども達は伸び伸びと生活しています。人件費を大きく削減し、経験の少ない初心者が過半数を占めるなか、今と同じレベルが保たれるとは、とうてい思えません。しかし、区は保護者の不安への回答に、『レベルは下げない。しかもサービスは拡大する』と繰り返すばかりで、具体的なビジョンは何も示していません。保護者に耳ざわりの良い美辞麗句をならべ、計画の曖昧さのツケを子ども達がかぶるのは、心が痛みます。緻密な準備も何もなく、安易に他区にならうような行政の弱者切り捨て、福祉分野投げ売りには無責任さを感じます。ある日を境に先生が全員入れ替わる。それも、新入園、進級の精神的に一番不安定な年度始めにです。クラス担任が一人替わるだけでも落ち着かなくなるのに、委託されると総入れ替えになるのです。委託されても、公立に変わりはなく、責任は区が見るというが、現在認可私立園への指導すら満足にできていない。練馬は社会福祉法人の認可園ばかりですが、それも指導できないのに、利益目的の企業立の園になると、更に難しいでしょう。事故を未然に防ぐ手立てすらなくなるかもしれないのです。たしかに立派な経営をされている民間園も沢山ありますが、委託されての成功例はまだないのです。 きちんとした事実確認をしてみてください。

光が丘新聞         2005/2/5

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