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【No.783号】 【発行日】2019/1/5 [8-2]
 つれ連れ草 -636-  練馬小学校校長 関根信人
●今年こそ!マイバッグ習慣

【 記事 】

 昨年の夏は猛暑を通り過ぎて、「危険な暑さ」という言葉が頻繁に報道されました。夏休みのプールを熱中症が懸念されるために中止にせざるを得なかった学校もありました。私自身36年間の教員人生で、暑くてプールを中止にするか悩むというのは初めての経験でした。『暑いからプール』なのですから。また、猛烈に発達した台風も次々と日本列島を襲いました。本校でも暴風で、大きな桜の木が根こそぎ倒れたり、杭止めし、コンクリートの重石まで乗せてあったバスケットゴールが倒れたりしました。こちらも記憶にない出来事でした。数年前には、東京でも記録的な大雪が降り、除雪に追われました。気象現象が一段と激しくなってきているのを実感しています。地球温暖化が叫ばれて久しいですが、いよいよ恐れていたことが現実になってきています。一方で、海岸に打ち上げられたクジラの胃の中から、プラスチック製の袋約80枚が見つかったニュースが報じられ、世界に大きな衝撃を与えました。マイクロプラスチックによる海洋汚染も深刻です。
 昨秋、本校の展覧会で『経木』を材料にした作品が展示されました。せっかくの機会なので、朝会で子供たちに経木の話をしました。実物を見せながら「この経木で昔はおにぎりやおだんごを包んで、今のトレイやビニール袋の代わりに使っていたのですよ。おまけに経木は木ですから、処分する時も埋めれば土に帰ります。環境にとても優しかったのです。昔の人の知恵もすばらしいですね。」と話すと子供たちは目を丸くしていました。
 地球温暖化をくい止めたり、プラスチックゴミの問題を解決したりしていくには、地球レベル、国レベルで考えていかなければならないことはもちろんですが、一人一人の意識を高めていくことが大切なことは言うまでもありません。しかし、なかなか便利さに慣れきった生活は簡単には変えられません。私自身よく妻から「また、レジ袋もらってきたの」と叱られています。子供たちに美しい地球を引き継いでいくには、どちらの問題も、もうまったなしです。今年こそ、自分に今できることを続けていこうと思います。まずは、『マイバッグで買い物』を習慣にすることを目標にしたいと思います。
 
 昭和34年 埼玉県生まれ 東京都清瀬市在住


光が丘新聞         2019/1/5

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