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【No.768号】 【発行日】2017/10/5 [8-2]
 つれ連れ草 -621- 光が丘春の風小学校校長 世古 徳浩
●ラグビーに魅せられて

【 記事 】

 平成27年、イングランドでラグビーワールドカップが開催されました。ラグビーと言えば五郎丸選手のボールを蹴る前に行う動作・ポーズが有名になりました。
 日本代表は初戦で南アフリカ代表と当たりました。南アフリカ代表はワールドカップで過去2回優勝、世界ランク3位の優勝候補に上げられていた強豪です。世界中の誰もが南アフリカ代表が勝つと思っていました。しかし、日本の選手たちは怯むことなく果敢にぶつかりに行き、守っては何度倒されてもすぐに起き上がり、タックルを繰り返しました。その姿は感動的でした。
 日本代表は南アフリカ戦に備えて周到な準備行ってきました。情報を徹底的に集め、分析し、戦略と戦術を練りました。その試合で笛を吹くレフェリーを日本に招き、レフェリングの癖を選手に覚えさせました。イングランドの試合会場で試合と同時刻に練習し、風の向きや芝生の状態なども細かくチェックしました。練習では、お互いの声が聞こえるけれど、試合会場では絶対に聞こえない。ならば声で伝えなければならない時はみんなで集まる。それ以外は仕草を使うなど、きちんと決めておき繰り返し練習しました。マネージャーは、ホテルから試合会場に向かうバスのルートと移動にかかる時間まで確かめました。試合前日には、南アフリカの選手23人の名前を書き出し、どんな選手なのか、強みと弱みを一人一人分析しました。
 試合経過時間79分56秒、ノーサイド直前。得点は29対32の負けている状況でペナルティを得たとき、HCエディー・ジョーンズさんは、「ショット!(キックで同点を狙え)」と指示を出しました。ゴールラインまであと5m。選手たちはその指示を無視し、「スクラム」を選択し「トライ」、大逆転が生まれ、歴史的勝利を遂げました。TV観戦しながら涙があふれ出ました。
 それ以来、秩父宮競技場で大学リーグ・サンウルブス戦・トップリーグなど、ラグビー観戦を続けています。2019年(平成31年)に日本でラグビーワールドカップが開催されます。日本代表の活躍が楽しみです。
  
 1961年東京都生まれ 板橋区在住


光が丘新聞         2017/10/5

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