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【No.593号】 【発行日】2009/9/20 [6-1]

 -散歩美智-  光が丘消防団団長 関口 嗣男



●消防地域力



【記事】
学校の夏休み開始日7月18日に田柄小学校、光が丘第二小学校の避難拠点訓練を見学させていただきました。この訓練は練馬区が主体でありますが、光が丘消防団は光が丘消防署と住民指導の一環として、初期消火、AEDを含め心肺蘇生体験、三角巾を利用した応急救護技術を参加者に体験してもらう役割を担当しました。
 幾つかの訓練項目をグループに分かれて効率よく進行、光が丘第二小学校では救助犬の探索能力の高さに感心。田柄小学校では3階より布製の脱出シュートで安全降下体験がありました。
 起震車体験も震度感の体験で無く、強震度の中でもガス栓、ブレーカー遮断操作を促すような訓練をしていました。
 それぞれの役割の中で避難体験では大事な炊事給食の準備など、体育館利用による宿泊体験を実施。避難拠点運営連絡会、各学校の関係者、児童、ご父兄が多数参加していました。田柄小学校では防災担当の町会員をはじめ一般の近隣の方も大勢見受けら、有意義な訓練が行なわれていると思いました。
 この訓練は70%の確率で起こるであろう東京直下型地震を想定したもので、区内の区立小中103校で最近訓練を実施されることが多くなってきました。私も練馬区防災懇談会委員を消防団関係者として努め、平成14年頃103校に避難拠点運営連絡会が結成され、区立全小中校に避難拠点結成、避難者対応資機材、食料備蓄、防災資機材配布が行なわれ順次体制が整ったところから訓練が開始され、毎年訓練を行なう拠点もあり、全拠点で訓練が実施されているようで地域防災能力向上に役立っていることと思います。
 ところが8月になって8月9日19時56分、震度4、M6・9、震源地東海道南方沖、8月11日5時21分、震度6弱(静岡県)、M6・6、震源地駿河湾、なにか70%の確率で起こるという危機感が頭から離れない為か不吉な予感が走りました。
 恐れている千葉県東方沖震源地の地震が発生したという『緊急地震速報』、大震災前触れかの不安。多くの人が、ラジオ、テレビ携帯で聞いたり見たりした『警報チャイム』で緊張したことと思います。
 しかし、それは8月25日朝6時37分、コンピューターソフト設定ミスで生じた過大震度と認識した完全誤報『緊急地震速報』のアナウンス、テロップです。
 消防団員として多くの機会で様々な訓練を体験していますが、私も一瞬、家族の安全を守る為の方策がグルグルと空回りして本当に緊張しました。誤報でよかった。
 さて、この誤報で皆さんもその時もった一瞬の緊張感で我が家の地震対策を考えましょう。災害対策の中で『自助』『共助』『公助』といわれます。先ずは自ら(=家族)の生命、身体、財産を守ることであり、日頃の事前の備えが重要であります。区報、光が丘新聞で広報される練馬区・消防署・消防団・自治会・町会などが主催する防災訓練に積極的に参加することで防災知識を体感で得ること、と同時に近隣との接点の増加が図られる相乗効果があります。
 結果、地域住民の連帯の力が出来、強力な『共助』体制が確立されます。各家庭の大震災対応の『自助』の確立が近隣に増えれば増えるほど地域防災力がつき安全・安心の町になると思います。『大震災イザァという時 近所の力』で近隣に悲劇をなくしましょう。
 光が丘消防団は地域の安全・安心のため防火・防災を担う地域に張り付いた防災機関として光が丘消防署指導の下で総合的な防災課題に日夜励んでおります。災害発生時の即時対応が出来る唯一の地域に密着した防災機関消防団にご理解をお願いします。
 組織的物理的力を必要とする消防団は地域の方の入団を心より期待しております。『大きな災害は大きな人災を起こす』大地震は止められませんが、地域防災力で大きな災害にならないことは可能です。

光が丘新聞         2009/9/20

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