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【記事】
我が娘が幼かった頃、よく「お宅の娘さんはお婆ちゃん子ね」と先輩方から言われたことを思い出します。遊んでいたものを「片付けしましょう」と言われると、折り紙など端と端を揃えて机の上で、トントンと揃えたり、部屋に上がるとスリッパを揃えたりと細かなことを自然にやってのけていたのです。私は、母の所に預けて仕事をしていました。子育ては、大きな声では言えないが、母がしてくれたといっても過言ではありません。おかげ様で心根の優しい子に育ったと思います。 幼稚園の頃、その娘が友達とままごと遊びをしている時のこと、ドッキッとしたのを今でも覚えています。余りにも仕種や行動が自分とそっくりなのを聴いたからです。本人はなりきって遊んでいたのですが、私としては、日頃の行いを反省させられました。 幼稚園の園児たちはごっこ遊びが大好きです。お姫さまや○○レンジャー、○○マンとヒーローになったり、おうちごっこのお母さんになったりと、役になりきって動いたり、会話を楽しんだりしています。母親役の子供の会話を聴いていると、その時のことが思い出されます。その家の様子が手に取るように微笑ましく写し出されているのです。見ている方も心が和みます。子供たちはよいとか悪いとか考えているのではなく、憧れのお母さんになりきっているのです。まるで、子供の姿は、大人の鏡のようです。『人の振り見て我が振り直せ』ではないですが、私は、日頃、子供たちの姿を見て、大人の姿や自分の言動を反省し、学ばせてもらいます。お母様方も時には子供の遊びにゆとりをもって、見てみると発見することがたくさんあると思います。 数年前からままごと遊びの中で、お母さんの存在が薄くなってきたと言われています。時には、「お母さんは死んじゃったの」という設定で遊びが進められていることがありますが、本園ではその姿を見ることがないので、お母様方の存在が子供たちの憧れの的なのだと安心しています。また、子育てが上手なのだと思います。子育ては大変なことがたくさんあると思いますが、一人では大変でも、みんなと一緒に、楽しみながらできたらよいなと考えています。そのためのお手伝いができたらと考えています。
昭和28年東京都生まれ 東大和市在住
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